ＮＮ１３にあったもの

長く辛い、自分との戦いだったＦＦ１３。
心のフタを閉じてしまう前に、輝ける思い出をひとつだけ。
決してゲームが上手ではない自分の涙の死闘。


一番の思い出は、そう



「コントローラーを本気で投げた瞬間」　(´∀｀*)にゃはー



心が完全にぽっきり折れる寸前でした。
クリスマスシーズンにも関わらず家に鳴り響く私の絶叫。


これが待ちに待ったＦＦシリーズでなければ積んでいたことでしょう。
しかしＦＦ１２も途中で積んで１年熟成させてしまった過去もあり
今度はもう積みたくなかった。だから必死でした。

おそらく自分が悪いのでしょう。

プレイ開始から２０時間ほどが経過。
９章に突入し、さらに押し寄せる閉塞感。
自由とはかのように勝ち取らねばならぬのか。


とにかく何もできない。


ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ　戻れＮＡＩ
ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ　選べＮＡＩ
ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ 　自由がＮＡＩ

ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ　街がＮＡＩ
ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ　遊べＮＡＩ
ＮＡＩ　ＮＡＩ　ＮＡＩ　ゲームじゃＮＡＩ



歌ったところでなにが変わるわけでもなく・・・

指定されたキャラとパーティーで
決められたまっすぐの１本道を進むだけ。
ムービー、バトル、セーブ、ムービー、バトル・・・


それまで丁寧にマップの敵は全て一掃してから次に進んでいたのを、
非空挺の上でロケッティア軍団に集団リンチに遭って「ぷつっ」と嫌になり、
回避しまくりで進んでしまった。


そこで出てくる「奴」。
そう、それは
バルトアンデルス。


バルトアンデルスは9章のボスでなにやら顔がいっぱいある（＝攻撃箇所が複数ある）
やたらフハハハハうるさいやつ。


序盤（殻）で時間を使いすぎると魔法が“ラ”系、→“ガ”系へと
強くなっていき、画面がウォタガの嵐になって瞬殺。


やっと本体まで削れた、と思っても、
恐怖のデストルドーは運が悪いと全員１０００を超えるダメージが出る。
（HP１０００くらいしかないのにｗ）


すなわち瞬殺。


さらに運が悪いと、このデストルドーで死の宣告を食らいます。
死の宣告は回復不可能と思われます。そしてリーダーが死んだら即GAME OVERなのがこのゲーム。味方がレイズ覚えてたってなんの意味もありません。


そう、つまり瞬殺。



あまりの理不尽さに、コントローラーを投げました。
コタツの上でしたが本気で投げた。


もう私の中に、退屈な一本道でレベル上げに挑む精神力はなかった。


しかし泣きの４回目でやっと撃破。

ライト、ヴァニラ、ファングの３人で挑みました。
結局終盤までこのパーティーがほぼ固定となってました。

私がたてた作戦は
ジャマーでの弱体でもなく、
エンハンサーでの強化でもなく、
はたまたディフェンダーで守りつつの攻撃でもなく、


総攻撃。



たいへん頭悪そうな作戦です。
パワースモークは使います。


最初にライブラスコープで全体をライブラ。
スモークで強化されたアタッカー２名が殻を攻撃。
ブレイクなんぞ捨ててひたすらＨＰを削る。


AIはアポなのでエリアブラスト（エリア攻撃）を自動でセットしてくれなかったりするが
めげずにコマンドでエリアブラストをひたすら入れる。


本体になってからが本番。
次は一人をブラスターにかえてブレイクチェーンを意識しながら削る。
少しでも余裕ができたらラッシュで総攻撃。


恐怖のデストルドーかまえたら、まず味方を満タンまで回復して

左舷、弾幕うすいよー！！と叫びながら
総攻撃。


すると「ぐおっ！」と言ってひるみます。
これでかなりトルドーの威力が落ちます。HP半分くらい減るだけで済みます。


デストルドーを召還で凌ごうかと思ったんだけど
それよりは3人で総攻撃のほうが効果ある。


評価は決して高くはなかった。
でも勝った。


深夜２：３０。
一度は投げたコントローラーを握り締め、４度目のチャレンジに向かったとき、
ベッドルームに退散したはずの彼が戻ってきて私の死闘をみてた（笑）


勝ててよかった・・・


このゲーム、あとにも先にもこいつ以上に苦しめられたボスはいなかった。


そしてそこまでしたのにまだまだ続いた一本道orz

ご褒美もＮＡＩ！



このゲーム、私の心の中で

『ＮＡＩ ＮＡＩ　１３』＝ＮＮ１３

と呼ばせてもらいますよ。


そんなＮＮ１３にあったもの。
それは、ＦＦシリーズどうにかしなきゃヤバイっていう
焦りや迷い、そして挑戦だったのでは、とか思います。

長きＦＦの歴史に幕を閉じるとしたら、
最高傑作と呼ばれるものを作ってほしい。

次が最後でもしょうがないと思ってます。
それでもいい。
だからがんばれ！スクエニ！
そんなふうに思ったエンディングでした。