ウソだと言ってくれ・・・
自分はハルキストと言えるかどうかは知らないが、
村上春樹の作品はエッセイ、小説、サリン事件のインタビューなど
全て持ってて愛読してる。
彼の小説に対する自分の思い入れは並大抵なものじゃないし、
なによりノルウェイの森は読んでからかなり長い年月をかけ、
自分の中で情景が織り成されていったもの。
他人が作った映像を、いまさら見る気にはなれない・・・
たとえそれが作家本人が納得したものだったとしても、
自分の中での世界は壊せない。
映画は単純に「映画として成立しているベツモノ」と思えればいいんだろうけど、
この作品に関しては自分は無理。と思うから、これに関する映像とか音楽とかポスターとか一切みたくないんだけど、日本のメディアのことだからべったべたCMとか流しまくるんだろうな・・・
泣けてくるわ。
そもそもなんで映画にしないといけないんだろう・・・
『過激な性描写に女優○○が挑戦!』みたいな見出しが見えてきそうだ・・・
やれやれ。
ま、見ないってコトで。
楽しみにしてる人も多いとおもうし、そういう人にとって楽しめる作品になることを願っております。
ところで、
全くの日常のなかに唐突に非日常が現れる瞬間てありますよね?
そしてその非日常が脳のキャパシティを超えてしまうとき。
自分はそれをこっそりと
「日常的春樹モーメント」と呼んでます。
たとえば去年ですが、
国立競技場付近の高架下に
見事な
豚足がまるっと落ちていたことがありました。
その豚足をやりすごししばらくしたら
TVのロケが行われていました。
そのロケから数十メートル離れたところの道路に
人が倒れてました。撮影かと思ったら本物の
交通事故でした。
この豚足から交通事故まで、約5分間の出来事でした。
戻ってきてみたら、
豚足はぶっつぶれてました。
脳がシャットダウンしていく・・・
ちなみに、
村上春樹が好きな人に必ず「どれが一番好き?」と聞かれるのですが、
自分は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」とねじまき鳥クロニクル」の
はざまで揺れ動いてるタイプの人間です。
短編なら「パン屋再襲撃」っすね。
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